です。ラビッツ – 兎の本気に絆されて

です。ラビッツ 5/7 新宿BLAZE

です。ラビッツ 5/7 新宿BLAZE

インパクトのある画像に驚いたかもしれない。これは5月7日に新宿BLAZEにて開催された、アイドル「です。ラビッツ」のチラシだ。

通常の観客エリアの他に「ピンチケゾーン」や「地蔵ゾーン」など趣向を凝らしたエリアを用意しているところが面白く、筆者も釣られ行ってきたのでレポートしてみる。
会場に用意されていたゾーンは以下の通りで、細かなルールは画像を参照。

  • ホール(フロア)スタンディングの普通ゾーン
  • 女性・子供連れゾーン(フロア前方の一角)言葉のまま
  • 地蔵ゾーン(客席後方にある一段上がったフロア)「湧いたら負け」の我慢比べゾーン
  • カメコゾーン(フロア後方の一角)撮影必須ゾーン 湧いたらデータ消去で退場
  • ピンチケゾーン(会場最後方のフロア)ライブ中・湧き続けると運営から1万円ゲット

です。ラビッツ-地蔵ゾーン女性・子供ゾーンやカメコゾーン位は他でもあるかもしれないが、地蔵ゾーンとかピンチケゾーンとかは珍しいのではないか。筆者は聞いたことが無い。

この様に考え抜いたライブ会場・運営方針を採っている「です。ラビッツ」とは、一体どんなユニットなのか気になると思う。

筆者は「ですラビ」お宅と云うほど詳しくは無いので、自分の見聞きした範囲で紹介する。

「地蔵です」と申告して料金500円で入場すると、なんと「部長ブラックラーメン」1食のオマケまで貰えるのには驚いた。

尚、当記事は筆者の独断で執筆したものであり何かコンセンサスめいたものは一切無い事をご了解いただきたい。文中、正式名称「です。ラビッツ」を「ですラビ」と簡略して記述する場合が有る。

※「です。ラビッツ」は「DEATH RABBITS」が解散騒ぎの後に改名したユニット名


です。ラビッツ – 水と油の組み合わせ

いかにもアイドルらしい女子高生と、いかつい黒衣装でデスボイスを発するオジサンとの組み合わせが目を引かずにはいられない「です。ラビッツ」。明暗とか陰陽の様な、決して交わらない存在を対比させる事で印象付ける手法だろう。

「です。ラビッツ」を観て筆者が思い浮かべたのは、シューベルトの歌曲「死と乙女」だ。病に伏した少女と冥界へといざなう死神との対話が主題となった歌である。
インパクトのある存在ほど記憶に残り、対比は異質なものほど劇的効果がある。ユニットを目立たせるという目的に於いて「です。ラビッツ」のやり方は実に的を得ている。

です。ラビッツの構成メンバーは下記の如くで、デスボイスの男性が女性陣と年齢が近くないことも良いと思う。

メンバー紹介

望月 愛美

望月 愛美

望月 愛美(もちづき えみ)

高1 歌を習っていたスクールでチャンスを貰って、ですラビ加入。

甘い声質でアイドルらしい歌声なので、初めての人も入り易いのが良い。ユニット内では歌姫の位置付けなのだが、本人曰く「そんなに歌が上手くない」との事。

アイドル界を見渡すと歌の上手なアイドルが数多く居るけれども、歌唱力はアイドルの必須要素では無いので十分な歌声だと思う。

大川 柚

大川 柚

大川 柚(おおかわ ゆず)

高2 リーダーで「アイドルをやりたくて自らこの世界に入った」と公言する、迷いの無い子。それだけに、厳しい意見も躊躇なく言ったりする。

かつて部長を毛嫌いしていたが、対話を経て同志として認めたようだ。アイドルによくある甘言に惑わされたとの思いがあって、「大人は嘘をつくから嫌い」との気持ちだったのでないか。

安井 夏鈴

安井 夏鈴

安井 夏鈴(やすい かりん)

高1 スローペースで掴み処の無い印象がある、独特な存在感を持つ子。フワフワとした話し方が雲の上を歩いている様だ。

一見すると知恵が足らない印象を受けるが、普通の人たちとは能力を発揮する場所が異なっているだけだろう。芸術家や発明家など、特別な才能を発揮する人物にみられるタイプかもしれない。

神崎部長

神崎部長

部長(神崎部長・かんざき ぶちょう)

39歳 所属事務所というか「です。ラビッツ」を運営している会社の社員で、プロデューサーとパフォーマー(メンバー)を兼務する。

ステージでは、歌の途中でデスボイスを披露したりMCで進行役もやったりと大変忙しい立場だ。

サラリーマンの面では、盛りまくった事業計画を立案したり泣き落としで予算獲得したりと褒められたものではない。もしも筆者の部下がこんな男だったら、サウナに連れて行き(水風呂に入りながら)「世の中はこの水よりも冷たいんだぞ!熱くなんなよ」と諭すことだろう。

です。ラビッツ-1stワンマンの感想』につづく