です。ラビッツ – 兎の本気に絆されて

目指せ武道館!に立ちはだかるもの

ライブ会場で、「です。ラビッツ」は日本武道館での単独公演開催を目指して活動してゆくと発表された。筆者も、その時のメンバー達の真摯な姿勢に心打たれたものだ。この記事を書いた真の狙いは、彼女達の夢を叶える一助になればとの思いからである。

当然ながら運営側ではなく、観客視点、それも筆者の独断である事は改めて念を押して言おう。また、幾ら掛るかという様な計算も敢て無視している。

楽曲のプロデューサーは解任すべき

アイドルが売れるか否かの大きな部分を占めているのは、「そもそも良い曲を持っているかどうか」である。可愛い子も歌の上手い子もダンスが凄い子も沢山いるが、売れるのは「持ち歌に良い曲がある子」だけだ。

「です。ラビッツ」も、武道館を埋められる何千人ものファンを獲得するために明快でノリが良く覚えやすい楽曲を用意しなければならない。

歌詞を連想させる意味ある振付も必要だ。新規に作曲する事に拘らず、既存の曲をアレンジしても良い。カバー曲で大ヒットなんて洋の東西を問わず枚挙に暇がないではないか。

デスラビッツ軍は本当に必要?

筆者が2年振りに「です。ラビッツ(以前はDEATH RABBITSだった)」の単独ライブ会場に足を踏み入れた時の第一声は「観客が増えていないな」だった。正確な実数を把握している訳では無いけれども、会場を見渡した感じでは2年前と観客動員数は大差ないといって差し支えないと思う。

彼女達は渋谷club asiaでの公演から2年間も努力し続けてきたというのに、観客を増やせなかった原因は何だろうか?。

  • 良曲に恵まれなかった
  • 宣伝が足らなかった
  • 大規模イベントに呼ばれなかった
  • 冠番組が持てなかった
  • 部長が悪い

まぁ、色々有るだろう。

筆者はこれに「応援の仕方が間違っている」を加えさせていただく。

「です。ラビッツ」の応援団は「デスラビッツ軍」と呼ばれ、一糸乱れぬ応援で通っている。例えばステージの3名が上手に移動するとデスラビッツ軍も平行移動してついてゆき、下手に移動すると応援団も全体が動く。その様は統制が取れていて、一種のマスゲームの様にも見える。

ここまでは外野から見て不愉快なものではないし、楽しんでやっているんだから邪魔をする気も無い。しかし、茶番はいただけない。

誰の為のパフォーマンス?

デスラビッツ軍のリーダーらしき人が観客エリアから部長に浴びせる罵声は大いに見苦しいと思う。詳細は聞き取れなかったがステージ上の部長に突っかかっていたし、「帰れコール」の音頭取りもやっていた。部長のMC場面では「トイレ行こうぜ」とか言って取り巻きを引き連れてご退場だ。デスラビッツ軍もついていけないのか大多数はそのままフロアに残っていたが。

当の本人は楽しんでやっている様子だし、揃いのTシャツを着たデスラビッツ軍が呼応して声を張り上げる場面もあったから、確かに彼らは楽しんでいたのだろう。

しかし、彼ら以外の観客はみな無関心だった。フロアから一段高い地蔵エリアに居た筆者からは会場全体が良く見渡せた。そこから注意深く見て、概ね会場の3割から4割程がデスラビッツ軍の様だ。つまり、残りの6割から7割はデスラビッツ軍以外の観客で、大方の観客は観客パフォーマンスに関心が無かったと理解していいだろう。そして、「関心が無いものを自分の意思に反して見せられると苦痛を感じる」のは人間に共通する傾向だ。

この観客パフォーマンスを見た時に筆者は既視感を感じた。そう、2年前の渋谷club asiaでも同じ様に罵声を浴びせていた事を思い出したのだ。

新規ファン獲得に寄与しているか

観客は「です。ラビッツ」を観る為に料金を支払って入場しているのであるが、そこで自分は望まない観客によるパフォーマンスを見せつけられたらどう思うだろうか?

無銭ライブでも同様だ。ライブを観て楽しんでいる時に観客席から罵声が飛んだら「何?このアイドル」と訝しく(いぶかしく)思うだろう。

丁度ネットにライブ動画が上がっていたので掲載する。部長への罵声が聞こえると思う。問題は一連の観客パフォーマンスを見せることで「です。ラビッツ」の新規ファンを獲得できるのかという点だ。

観客の意識下に負の記憶が

料金を支払って観る、あるいは無銭でもわざわざ出向くという事は演者に対して信任を置いているという事に他ならない。

つまり、女の子3名とオジサンの味方なのである。その目の前で罵倒するという行為は、演者に好意を抱いている観客に観たくないものを見せつけるという事になる。「です。ラビッツ」のライブを観に行くと嫌な思いをするという意識が観客に植えつけられてしまうのだ。

その嫌な経験が、後日・公演があるというのでチケットを買おうとする時に意識下でビジターの手を止める要因になる。現場でした嫌な思いが、後にライブへ行くためのエネルギーを蓄える妨げになってしまうという事を運営は知って置くべきだ。

ファンを増やさなければ武道館にたどり着けない現実を直視せよ

筆者が当日観たロードマップには千人規模・二千人規模のライブハウスでの公演予定が記されていた。ステージで泣きながら頑張りますと言っていた彼女達に、広い会場を埋め尽くす観客を見せる為に何をすれば良いのか是非検討すべき課題だ。

上を目指す場合、一人でもファンを取りこぼしたくない気持ちは理解できる。しかし、得るものもあれば失うものもある。得失を吟味し最大の効果を狙うのはビジネスの常識。現場で罵声を浴びせ続ける応援団を容認する意味が全く無いのは明らかだ。

この項、ここまで。