アイドルと売り方

アイドル・ブーム

マスコミによると日本ではアイドルがブームだそうだ。でも、待てよ?我々一個人にとっての関心事はアイドルと自分との関係だけであって、世間のブームとか関係ないと思うよ。

えっ、選抜メンバー当落が気になって落ち着かないって?それじゃ本物の選挙みたいだ。

あの・アイドル

CD販売数がダントツの、あの大規模アイドル・グループ。その独占権を巡ってパチンコメーカーとディスカウントショップが法廷闘争していたりする。莫大な売り上げが絡むから簡単に引き下がれないんだろうねー。

それはともかく、あの大規模アイドル・グループのアイドル界の革命児といえる実績を認めないわけにはいかない。

例えばメンバーの立ち位置という従来は換価出来なかった要素を商品化し、個々のファンに無制限にCDを買ってもらうシステムを構築したアイディアは芸能界の発明と言って良い。

単に育成からレギュラーメンバーに昇格するだけなんだが、それでさえ巨額が動くビジネスにする才覚は紀伊国屋文左衛門に比肩し得る。そんな訳で、あの大規模アイドル・グループは他の芸能事務所の模倣さえ許さない独自の地位を築いていったのだ。

つまり、我々の大好きなアイドルもビジネスに組み込まれている訳。

成長を目指しながら決して育たないアイドル

『歌もダンスも下手ですが、一生懸命がんばるので応援よろしくお願いします♪』

・・アイドルの常套句だ。

これを真に受けて応援するのはいい。だが、何年経っても歌唱力は上がらないしダンスも微妙なままだったりする事が多いのは何故なんだろう?

  • 素質が無い
  • 努力してない
  • レッスン費用が無い
  • ・・応援が足りない?

ほとんど成長しないままアイドルと呼べなくなる限界まで続け、年齢の壁を超えられずに卒業と言葉を言い換えただけの脱退で最後を締めくくる。

『歌もダンスも下手ですが、一生懸命がんばるので応援よろしくお願いします♪』

・・ワザと下手なままでやらせてるとしか思えないんですよ。

ソロとグループ

たった一人で歌う『ソロ』が当たり前だった昔とは違い、現代のアイドルは数名から何十名のセット売り(箱売り)が普通になっている。

マスコミではアイドル全盛とか乱立とか、はたまた淘汰の時代とか騒がれている。が、それはグループアイドルの話。

同じ『アイドル』でもソロとなると話は別で、少数激戦なら格好良いが絶滅危惧種と言った方が実態に近いくらい、成功は狭き門となっている。大人数アイドルが全盛な世の中で、たった一人で勝負しているソロアイドルなんか日の目を見る前に消える事の方が多いはずだ。

今やアイドルの数が多すぎて覚えきれない。選ばれたものだけがデビューした昔とは違う。ソロアイドルで認知される為には個性がぶっ飛んでるとか歌が飛び抜けて上手いとかで、集団から容易に選別できる濃いキャラクターが絶対必要だろう。

アイドルと歌やダンスの能力

我々ファンも「アイドルとして」と前提が付くと評価の基準が低くなりがちで、下手な歌やダンスさえも努力してる姿を重ね合わせることで「可愛いらしく」見せる事が出来る。というか、下手なダンスや音痴な歌に我々ファンが慣らされてしまっている。

容姿が芳しく(かんばしく)なくても、歌が下手でも、ダンスが出来なくても、アイドルを応援したくなるのは何でだろうか?

一度、自分の気持ちに問いかけてみるのも良いかも知れない。